大手企業を除けば、組織内のメンタルヘルスご担当者様は一人であることが多く、上司以外に相談相手は多くありません。そんなご担当者様の良き相談相手となり、今の組織の課題、期待されていること、進めるに当たっての困難などの お話をお伺いし、一緒に進めてまいります。
随分と前ですが、とても印象に残っている人事担当者様との会話がありました。 最近、メンタルヘルス不調からの復職者に再発が多く、理由もよくわからないというお話でした。 「以前はどうでしたか」とお伺いすると、半年前迄はほとんど再発はなかったとのことでしたので、「その前後で何か変わった点はありますか」と問いかけると、実は半年前に長く勤めていた保健師さんが家族の転勤で辞めてしまったそうです。 私は「おそらく保健師さんが休職者の状況をよく把握して、復職のタイミングをコントロールしていたのではないかと思います。今後は、それを重要なことと位置付けて文書化し、担当変更があっても組織で役割を担う体制を検討されてはいかがでしょうか」とお応えしました。 このように組織のメンタルヘルスは、仕組みだけでなく人に依存する部分も多くあります。 今までの担当者様の取り組みを十分に尊重し、実態をよく把握した上で、メンタル施策についてもサポートします。